少年科学館の春夏秋冬

目次

  • 12月の科学館 冬のセンターを歩く

    2017年もあとわずか。朝夕はぐっと冷え込むなど、冬らしくなってきました。

    • 生涯学習センターの周辺

    • 落ち葉の様子

    • 葉の形の違い

      12月に入り、イチョウは一気に落葉しています。落ちているイチョウの葉を観察すると、形に違いがあることに気が付きます。葉の中央に切れ込みがあるものと、そうでないものがあるのです。

      イチョウの葉の違い

    • みつけてみよう

      歩き回って確かめると、センター周辺のイチョウは、切れ込みのあるタイプの方が圧倒的に多かったです。近所のイチョウはどちらのタイプが多いのか、調べてみると面白いと思います。

      生涯学習センターの周辺

    イチョウ科の植物は、氷河期にほぼ絶滅してしまったんだ。そんな時代を生き抜いてきたイチョウは、現存する唯一の種。そう聞くと、イチョウの生命力の強さに驚かされるねひかる

  • 11月の科学館 小春日和のセンター

    立冬が過ぎ、暦の上では冬ですが、ポカポカ陽気の中でセンターの木々や生き物は、太陽の光をいっぱい感じているようです。

    • アシナガバチ

      足をプラーンとさせて飛んできたアシナガバチが金属の柱で日向ぼっこしています。冬に向けて、働き蜂とオスは死んでしまいますが、来年、女王蜂になるメスは石の陰などに身を潜め春を待ちます。

      アシナガバチ

      ウラナミシジミ

      マメ科のシロツメクサに誘われたシジミチョウです。南方系のチョウで世代を繰り返しながら北上してきます。東日本では夏から秋にかけて多く見かけます。

      ウラナミシジミ

      キジバト

      木の上に仲良く止まるキジバトが2羽いました。日本ではありふれた鳥ですが、世界的には限られた地域にしか生息しない貴重な鳥です。「デデッポポーデデッポポー」という声で鳴きます。

      キジバト

    • イチョウ

      センターには、イチョウの木が何本かありますが、今は紅葉で真っ黄色です。銀杏が実っている木があるので実を踏まないように気を付けてください。

      イチョウ

      ぎんなん

      もみじ

      こちらは、真っ赤になっています。本当に小さい子の手を広げたようなかわいいもみじです。

      もみじ

      ヒイラギ

      とてもいい香りがすると思ったら、ヒイラギが満開でした。キンモクセイの仲間ですが、立冬のころ花を咲かせ、「柊の花」は初冬の季語です。センターの柊は老樹なので、葉が丸いものが多くなってきています。ちなみにクリスマスのリースに使われるヒイラギはセイヨウヒイラギでモチノキの仲間になります。

      ヒイラギ

    小春日和の日は、のんびり昼寝がしたいけど、外へ出て周りを見ると、秋も終わりに近づいて、冬の準備が始まっているんだね。ひかる

  • 10月の科学館 色づきはじめた木々と木の実

    生涯学習センターの木々も少しずつ色づきはじめました。

    • 木の実

      入り口には大きなクスノキが2本あります。この木の実はこんな形です。

      クスノキ

      建物南境には、ツバキが3本あります。ツバキの実が熟すと実の中には3~5個の種ができます。この写真は実と実がはぜて種がでた様子です。この種からは良質の油がとれ、かつては食用、整髪用に使われました。

      ツバキの実

      となりには、ピラカンサがたくさんの実をつけています。

      ピラカンサの実

      北駐車場まわりには、紅葉が始まったハナミズキに赤い実がついています。

      ハナミズキの実

    • クマシデの実がおもしろい形で垂れ下がっています。

      クマシデの実

      低い生け垣には、シャリンバイの実がたくさんあります。

      シャリンバイの実

      ドングリ

      古墳の森にいく途中に、スダジイの実が落ちていました。スダジイは殻斗とよばれる殻が、実全体を包んでいますが、落下時期になると先が3つに分かれます。

      スダジイの実

      ウバメガシ、マテバシイ、シラカシ、コナラ等たくさんのどんぐりがみられますよ。

      いろいろなドングリ

    秋になって大きくなったり色がかわったりしてきた木の実、みんなはいくつ見つけられるかな。ひかる

  • 9月の科学館 秋の空とアゲハのさなぎ

    生涯学習センターから見上げる空に秋を見つけました。そして地上ではこれからやってくる冬に向けた準備を始める虫を見つけました。

    • 巻雲と巻積雲

      上空のジェット気流が強まってくると、刷毛で描いたような雲が見られます。巻雲といいます。太陽の光で先端がキラキラしているのは、氷の粒で出来た雲だからです。季節の移り変わりを雲で感じてみましょう。

      巻雲と巻積雲

      巻雲と巻積雲

    • アゲハのさなぎ

      生き物の世界ではアゲハの幼虫がさなぎになり冬を越す準備を始めています。寒さや外敵にたくましく対応する健気さに感動です。

      アゲハの幼虫

      幼虫の文様は敵から逃れるためのものです。

      アゲハのさなぎ

      少年科学館の展示室でアゲハのさなぎが見られます。うまく冬を越せるようにやさしく見守ってくださいね。

    ひかるはおいしいものがたくさん食べられる秋が大好きなんだ。天高く馬肥ゆる秋っていうことわざもあるよね。ひかる

  • 8月の科学館 ドングリ

    生涯学習センターの駐車場のまわりには、色々な種類の木が植えられています。その中には、子どもたちが喜ぶ“ドングリ”の実をつけている木もありますので、今月は、ドングリの木を紹介しましよう。

    • ドングリ

      これはコナラ。配列した葉の中央部にドングリがなっています。秋の終わり頃には、りっぱなドングリに成長しますので、楽しみにしていてください。

      コナラ

      これはシラガシ。小さなドングリが、枝の先端付近にいっぱいなっています。この木になるドングリは、成長してもコナラのドングリよりやや小さめです。

      シラガシ

      この他にも、やや大きなドングリがなるマテバシイもありますので、探してみてください。木の種類によって、ドングリの大きさや形もいろいろだから、調べてみるとおもしろいよ!

    • 実のなる木

      ドングリ以外にも、実がなっている木があります。これは、サンゴジュ。赤いサンゴのような実をつけることから、この名前がついています。

      サンゴジュ

      これは、山もみじ。実にはプロペラのような羽根がついています。ダビンチコプターのように飛ぶのかな?

      ヤマモミジ

    生涯学習センターには、実のなる木がいっぱいあるんだね。秋になったら、ドングリを集めて、ドングリ工作をしようかな!ひかる

  • 7月の科学館 クサグモ

    生涯学習センターの生け垣をよく見ると、白っぽい塊があちらこちらにあります。そう、クモの巣です。

    • クモの種類

      日本では約1200種が知られています。家の中や庭、野原など、あらゆる場所に棲んでいます。クモは網を張って獲物を待ち構える姿を想像しますが、半分の種は網を張らずに獲物を捕まえます。また大あごには毒腺があり、獲物にかみついて毒を注入することで動きを封じて捕食します。なかには、人間に害を及ぼすほどの強い毒を持つものもいます。

      クモの巣

      クモの巣

      クモの巣

      クモの巣

    • クサグモ

      クサグモは体長15mmほどで、庭木や生け垣などによく見られる身近なクモです。生け垣などに白くなるほどの巣が張られている場合は、クサグモの巣であることが多いです。指で巣に軽く振動を与えると、獲物と思ったのか巣の奥からさっと現れました。

      クサグモ

      クサグモ

      クサグモ

      クサグモ

    「クモは苦手だ」という人は多いのかな。でも、ハエや蚊、ダニなどを捕まえる益虫でもあるんだよ。ひかる

  • 6月の科学館 実がなる木

    生涯学習センターにある実がなる木を紹介します。

    • マテバシイ

      ブナ科の常緑高木で、地味で独特の香りのある花をつけます。6月には樹全体が黄色く感じるくらいに花がつきます。マテバシイという名前には、マテガイに似た葉のシイノキという意味があります。丸ではなく細長い実(ドングリ)がなります。渋みの元となるタンニンが少ないため、他のドングリと違って、アク抜きせずに火を通して食べることができます。このため、古くから食料として集落の近くに植えられてきました。

      マテバシイ

    • ヤブツバキ

      ツバキ科の常緑樹です。葉がつやつやして光沢があることから、光沢を意味する古語の「ツバ」を用いて「ツバの木」と呼ばれ、これが「ツバキ」になったという説があります。冬から春にかけて花をつけます。6月には大きくなった実を見ることができます。ツバキの実をしぼってとれる油は椿油と呼ばれ、オリーブオイルのように、食用、整髪料、燃料など、さまざまな用途で使われます。

      ヤブツバキ

    実がなる木を紹介しました。食べられるからといって、そのまま口にしないでくださいね。ひかる

  • 5月の科学館 シロツメクサ

    木々の緑がまぶしい季節、ふと足元を見ると「四つ葉のクローバー」を見つけました。

    • シロツメクサ

      シロツメクサは、マメ科の多年草です。帰化植物ですが、現在では日本各地に自生しています。通常は、四つ葉ではなく、三つ葉のクローバーです。小さな葉(小葉)が3つ集まり一つの葉を作っています。

      シロツメクサ

    • 不思議なことに四つ葉のクローバーが多い、シロツメクサの群生があります。遺伝的な影響や環境の中で、成長点が傷ついて四つ葉になりやすいと言われています。生涯学習センターでも見つけましたので、写真の中で四つ葉のクローバーを探してみてください。

      シロツメクサ(四つ葉のクローバーを探してみて)

    • 花は、白く、茎の上に丸くちょこんと咲いているようですが、実は小さな花がいくつも集まったものです。

      シロツメクサ

    • さらに、一つ一つの花を眺めると、花びら(花弁)は、同じ形のものがついているわけではなく、大きな帆のような花びら(旗弁)が1枚、横から小さな花びら(翼弁)が2枚、その中にもう2枚(竜骨弁)あります。

      シロツメクサ

    生涯学習センターの敷地内で、今、前橋市の下水の工事をしています。入ってはいけないところがあります。上手に観察してください。ひかる

  • 4月の科学館 春の香り

    生涯学習センターのサクラも咲いたと思ったら、あっという間に満開になりました。 みなさんは、サクラの花の香りを嗅いだことがありますか?

    • 1.サクラの木

      サクラの木の下で深呼吸をしてみると、「桜餅のにおい」がしてきます。この表現はおかしいですね。桜餅の葉からサクラの香りがしているのですが。サクラの香りを一番感じるのも春のような気がします。葉桜になっても香りはしますので、ぜひ、お近くの桜の木の下で、深呼吸をしてみてください。

      サクラの木の写真

      サクラ

    • 2.クスノキ

      春の香りと言えば、生涯学習センターのクスノキの葉もとてもすがすがしい香りがします。ちょうど、一気に葉を代えるため、葉が落ち始めているところです。一枚拾って、そっと嗅いでみてください。こちらの香りの成分は、虫除けの樟脳に使われています。サクラもクスノキも公園や学校、神社等に植えてあることが多い木です。ぜひ、みなさんもお近くの春の香りを楽しんでください。

      クスノキの写真

      クスノキ

    春は自然の中に素敵な色が多くなる季節だけど、香りもいっぱい漂うんだね。 ぼくも、春の香りを探してみたいな。ひかる